【風水歳時記】2022年の折り返し★6月30日の夏越の祭りで邪気払い

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【夏越祭/茅の輪くぐり】

皆様は、神社の夏の祭り『夏越祭』に行かれたことがありますか?
神社で6月と12月に行われる大祓(おおはらえ)と呼ばれる除災神事で、
6月の大祓を夏越の大祓といいます。

この時に茅草(かやくさ)で作られた「茅の輪」をくぐる事によって半年間の罪穢(つみけがれ)を祓います。
これを茅の輪くぐりと言います。
茅の輪くぐりとは、参道の鳥居などの結界内に、茅(ちがや)という草で編んだ直径数メートルの輪を作り、
これをくぐることで心身を清めて災厄を祓い、無病息災を祈願するというものです。

茅の輪くぐりはに日本神話に由来します。
スサノオノミコトが旅の途中に宿を求めた、備後国の蘇民将来(そみんしょうらい)との逸話が起源です。
貧しいにもかかわらず、喜んでスサノオノミコトをもてなした蘇民将来に対し、
弟である巨旦将来(たんしょうらい)は裕福にもかかわらず宿を貸そうともしませんでした。
数年後、再びスサノオノミコトは蘇民将来のもとを訪れ「疫病を逃れるために、茅の輪を腰につけなさい」と教えました。
教えを守った蘇民将来は難を逃れられたのです。
それ以来、無病息災を祈願するため、茅の輪を腰につけていたものが、
江戸時代を迎える頃には、現在のようにくぐり抜けるものになったといわれています。

茅の輪くぐりは、毎年6月30日に各地の神社で執り行われる「夏越の祓(なごしのはらえ)」で行われる儀式で、
日本に定着している風習です。

茅の輪くぐりのくぐり方
8の字に3度くぐり抜けるのが一般的です。もっとも基本的だと思われる茅の輪くぐりのくぐり方は、以下のようになります。

  • 1周目:正面でお辞儀、左足で茅の輪をまたぎ、左回りで正面に戻る
  • 2周目:正面でお辞儀、右足で茅の輪をまたぎ、右回りで正面に戻る
  • 3周目:正面でお辞儀、左足で茅の輪をまたぎ、左回りで正面に戻る
  • 正面でお辞儀、左足で茅の輪をまたぎ、参拝へ

この神事を通して、心身ともに清らかになり暑い夏を乗り越えてあとの半年を新たな気持ちで迎えます。

茅の輪くぐりのときには、神拝詞(となえことば)を声に出さずに唱えます。
代表的なものは「祓い給へ 清め給へ 守り給へ 幸え給へ」
(はらへたまへ きよめたまへ まもりたまへ さきはえたまへ)

この言葉は地域や各神社で異なるようです。
注意したいことは、茅の輪くぐりの茅を引き抜き、持ち帰るのは、絶対にしてはいけません。
逆に穢れや厄災を持ち帰ってしまいます。気をつけましょう。