諸葛亮孔明は中国三国時代の蜀漢の丞相・軍師です。皆さんもよくご存じですね。 私も大好きな人物です。
三国志はアニメ化や実写化もされていて、私も楽しく拝見しています。
その中で諸葛亮孔明は風水地理にも長けていて、有名な赤壁の戦いでは「奇門遁甲術」で季節外れの南東の風を吹かせたというシーンが出てきます。
戦術以外にも天文・天道に明るく占いも得意なオールマイティな人物として描かれています。
私は三国志の映画の中で孔明が配下の軍師をいさめるセリフに好きな言葉があります。
「事を成すに天道は変わりやすく、その理に囚われてはならない」というセリフです。この言葉にはとても共感します。
人は何かを成すときに、「人の力」だけでなく「時」を味方につけないと成功しません。タイミングです。
良いタイミングを得るための指針として、現代の私たちは九星気学や四命、暦などを参考にします。でも参考にした結果、 「今年は運気が悪い」、「方位が悪い」、 「厄年・大殺界・空亡」など・・・嫌なことを知ってしまうことも多々あります。
統計学とはあくまでヒントをくれるもの。決定は自分自身で下すことになります。 統計学が 正しいのも真実、また正しくないのも真実。 地球環境が破壊され天災が続き地磁気も乱れがあればもはや統計学も当てにならなくなります。
更に このスピード感のある現代において立ち止まること自体がリスキーとも言えるでしょう。
「その理に囚われてはならない」と言い放った賢人の発する言葉には重みがあります。
どんな時も大局に思考し、進むための道の扉を探すこと、結局「時」をつかむものは自分の知恵と意志以外の何物でもないように思います。